年初にあたって

今年は巳年。年男である。

良い年の予感を感じていたが、早速、初詣のおみくじで大吉を当て、今年に対する期待が高まっている。

それでは年初の抱負を述べていこう。

まずは教務について。

全学年において、来期からオリジナルノートを導入することを決めた。

これは、学力向上はノートの取り方からという考えに沿って、生徒さんが勉強しやすくやる気になるノートを探していたところ、まさに「これだ!」というノートを見つけたことによる。

小学生において、従来は、補講目的の生徒さんが中心であったが、最近、受験を視野に入れる層の問い合わせが目立ってきた。

そこで、中学受験生に対する教務力の強化を図ることを検討してきた。

そのための今期の具体的な施策については、ほぼ概要は固まっているので、実現していきたい。

現在中心となっている中学生においては、スポット的な講習の開催を新たに行ってみたい。

去年の増加率で一番だった高校生においては、1人ひとりのニーズを探り出し、更なる満足度の向上に努めていきたい。

次に雇用について。

少し話はそれるが、学習塾は次代の人材の育成を業務とするとても魅力的な業種で誇りを持てる業種であると思っている。

それにもかかわらず、塾の講師など「教育・学習支援」の離職率が全業種中1番高い業界であるという現実には驚きを隠せない。

だからこそ、その体質を、自塾から改めたいという強い希望を持っている。

塾業界の体質とは、『若手中心・実力主義・残業多い』ということだろう。

改善の取り組みとして、まず実行しなければいけないのが就業時間内での業務遂行の徹底だ。

そして、実力主義の排除。

一人のスーパーマンを育てるのではなく、従業員通しが協力し支えう社風を築き、「共に生きる」経営理念に即した運営を行いたい。

その結果として、若手中心ではなく、バランスのとれた多世代の人員構成になり、従業員が安心して誇りを持って働ける職場環境を提供することができる。

ところが、昨年は第二教室長において、思わぬことが相次ぎ、雇用の難しさを実感した。

それでも無論、業界の体質改善をまず自塾からという強い気持ちはいささかも変わりがない。

そのためにも、働きやすい、誇りを持てる職場環境の構築にまい進していきたい。

次にブランド力の構築・強化について。

従来は意識が低い分野であったが、今後は高めていきたい分野だ。

具体的な施策として、既に決まっているのが、ポイント交換関係の充実・オリジナルノートの作成・入塾案内書の冊子の改新・中学受験用の新たな教材や確認テストの導入。

さらに、意識を高めることによって、期中にも新しい施策に取り組んでいきたい。

次に広告について。

従来はチラシを中心に考えてきたが,今年は口コミを意識的に発生させる取り組みの元年としたい。

その具体的な施策は、2-3月に実施予定のお友達紹介キャンペーンであり、その成果を見守りたい。

次に店舗展開。

商圏を超えた近隣地域から通塾して頂いている生徒さんの満足度を高めるためにも、3教室目以降の教室展開を検討はしているものの、今年については内部固めの年と考えている。

ただ、おみくじの大吉の中の願望で「漸々吉運に向けて思わず早く叶う」と出ており、チャンスがあれば積極的にトライしていきたい。

最後にIT関連。

毎年、願望を掲げるもののあまり前進のなかった分野だ。

今年は、従来から使用している入退室メールシステムを完全に使いこなせるようにしたい。

一見、バーを低くしたように感じるが、このメールシステムはとても多機能で、完全に使えこなせれば、したいと考えている大部分のことが実現できる。

今年も経理理念・教育理念に基づいた運営を実施し、生徒さん・保護者・講師の方々・取引先など、ステップアカデミーに関わる全ての方々に対し、満足度NO1となれるように頑張っていきたい。