1年を振り返って

今年も早いもので今日が今年最後の授業となる。

さて、早速、今年の総括をしていきたい。

まず、おかげさまで例年通り年末で最高の生徒数となった。

これも一重に講師の方々やご支援・ご協力を頂いた関係者方々のお陰である。

特に今年は法人として、多店舗経営の1期目ということで大きな変化があった年だった。

その中核となる経営理念を期中に決めることができ、今後はこれに沿った永続的な経営を行うことになる。

具体的な取り組みとして掲げた、就業規則の作成・退職金制度の構築・月次決算の実現は完成した。

特に月次決算は実務上は日次決算となっている。

一方、優秀な講師の獲得に向けた、従来以上に働きやすい職場環境の構築に取り組みについても掲げたが、これに関しては具体的な進展はなかった。

ただ、採用基準を一層高めたため、より優秀な人材にお越し頂く事が出来たように思う。

また、例年掲げているIT分野の取り込みも大きな進展がなかったことは残念だった。

ところで、運営上、一番大きな出来事は新規開校した第二教室が軌道に乗ったことだろう。

軌道に乗るまでは、運営的には苦しい状況であっだが、その時に、沢山の助言も頂き、着実に日々の業務をこなして頂いたのが、第二教室長だったH先生だった。

それなのに、やっと軌道に乗りかけた時期に、ご家庭の事情で急に退社を余儀なくされたことは、全く想定外な出来事であった。

また、その後任として着任して頂く事になったT先生には、ご縁がなく、正式採用することができなかった。

このことは、採用の難しさを感じさせた事件だった。

さらに急遽、その代行として第二教室の運営をして頂く事になったのが、副教室長として着任したS先生だったが、地元の教職採用が決まり、来年早々に退職してしまう。

ただ、S先生の件は、着任当初から、その意向を聞いたいたので、想定外とまではいかなかった。

このように、第二教室の管理職に関しては、これ以上にないというほど、後半はごたごた状態であったが、それでも教室運営は順調に推移できた。

この要因は冒頭にも述べたとおり、経験豊富な講師の方々の力量のおかげであると感謝している。

ところで、第二教室長に関しては、「雨降って地固まる」のことわざがある通り、S先生の後任として着任が決まった、T先生は、学習塾業界で長く経歴を積んだベテランで、まさに理想的な人材だ。

軌道に乗った第二教室の来年へ向けた飛躍を期待させるに十分な人材を採用できたことは、ステップアカデミーにとって、とても大きなパワーを得たことであり、幸運であった。

話しは変わるが、今期に入り、意識的に取り組み始めたのが、ブランド力の向上だ。

その一環として、S先生に作成して頂いたステップ君のキャラクターはその象徴だ。

今後、永続的にこのキャラクターを育てていきたい。

ただ、無論、ブランドとはそれだけではない。

ブランド力とは目に見えるもの、見えないもの、様々な要素が多角的、多元的に組み合わさって構築されていくものだと考えている。

教室がいつも静かで清潔な勉強に適している環境を提供し続けること。

力量のある経験豊富な講師陣が揃っていること。

通塾する生徒さんがわくわく・ドキドキするような授業を提供し続けること。

などは学習塾にとして当たり前。

だが、その当たり前のことをきちんと実行し続けることは、それほど簡単ではない。

それも実行するキーワードは、『約束を守ること』と『やり遂げること』であると考えている。

その結果として、ブランド力を高めることを可能とし、通塾して頂く生徒さんの意識も高まり、勉強する意欲も高まると考えたのだ。

その先に、企業発展と社会貢献が待っている。

来年も頑張ろう。