「わからない」と言う勇気

先生に書いて頂いている授業報告書をチェックしていると、ある生徒の報告書で『最近「わからない」と言うことができるようになりました』との記述がありました。

一見「わからない」とはあまり良いことではないように思うかもしれませんが、「わからないのにわかる」と言ってしまうことの方がはるかに良いことではありません。

「わからない」と言うことにより、先生もより的確に弱点を把握することができますし、自分自身も弱点と向き合うことができます。それに本音を言えば、先生は本当に理解しているのかどうかはちゃんとわかっています。

「わからない」と言うことはとても勇気がいることです。

しかし、素直に現実と向き合って「わからないことをわからない」と言えることが成長することの近道だと私は思います。