離職率の高さ

先日、厚労省が公表した3年以内の大卒者の離職率にビックリ!

なんと、教育・学習支援業がもっとも高く48%!!

さて、その原因は?

業界の体質としてブラック企業(極端なサービス残業を課す労働環境が劣悪な企業)が多いのか?

それとも他に答えが・・・?

そのヒントは離職率の低い業種にありそうだ。

最低の「鉱業、採石業、砂利採取」はわずか6.1%。これに続くのが「電気・ガス・熱供給・水道」(7.4%)

あるコンサルタントはそれらの業界の特徴を次のようにあげる。

・給与はそれほど高くないかもしれませんが、長い歴史がある。

   ~社内に40代、50代のベテランがいて、年齢ごとに研修制度がしっかり組まれているから、新   人は自分が社員としてどんなふうに成長するかをイメージできる。

   ~何歳で結婚し、住宅を購入するべきかも古参社員にアドバイスしてもらえます。

・仕事のノルマがきつくなく、残業が少ないのも特徴。

・人間関係がギスギスしておらず、社内に安心感が漂っている。

なるほど、巷で聞く塾業界の特徴は、『若手中心・実力主義・残業多い』であるから、離職率の低い業種とはまさに逆だ。

業界として、企業として、このままで良いのだろうか。

良いはずがない。

まず、1企業として、長く働きやすい環境を整備するように努めていくことから始めていこう。

そのために何をしていくべきかを真剣に検討し、実行していくことにしよう。